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アヤトリカードケースは、ブランド設立以来の夢が叶った商品です。「革と宝石の融合」は悲願でもありました。
革と宝石は思っていたより相性が悪く、まず革に宝石を固定出来ない問題があります。宝石は基本的に金属で周りを留めるので革製品では難しく、かと言って接着剤では固定出来ない。
試行錯誤の結果たどり着いた先に「ボタン」がありました。この宝石ボタンは、超高級オーダーメイドスーツ等に使われる特別なボタンです。
ボタンなら針と糸で固定出来ると思い、ラバーホックスタイルを発案しました。
「革と宝石の融合」は僕のルーツであります。両親の祖父がそれぞれ、宮大工と宝石商を営んでおりました。まさにアヤトリカードケースは職人の技と商人の美的センスを具現化した商品になります。
僕が元時計職人と言う事もあり、以前勤めていた時計修理会社も東京の宝飾問屋街のど真ん中にありました。宝飾業界も近い存在だったので是非宝石を取り入れたいと言う思いがありました。
自分でもこの名刺入れ使っているのですが、商談の席では名刺入れから話題が広がり、何より宝石が付いているので大切に扱い高いモチベーションで仕事が出来ております。
フラップの形状もボタンを邪魔しない「真横に真っ直ぐ」と思い切ったデザインに仕上げました。
シンプルなスタイルほど小細工がきかないので「真横に真っ直ぐ」はかなり勇気がいる形状です。この潔さがデザイナーとしてワンステージ上がった気がします。
完成したアヤトリカードケースは、僕にとってとても思い入れの深い商品になりました。
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